未来に向けて
但馬の誇りでもあり、八鹿の誇りでもある妙見を
如何にして盛り上げていくかを考えた時、
但馬妙見日光院なくしては語ることはできません。
なぜなら、妙見山という霊山も、現在名草神社として存在している
あの素晴らしい伽藍も、日光院なくして存在し得ないのですから。
現在行なわれているような情報発信や
歴史のすり替え(ねつ造)は
あくまでも、妙見信仰によってできたこの文化に対する
無知と無感謝のなせる業だとおもいます。
現在行なわれている情報発信は
妙見大菩薩(妙見信仰)に対する冒とくであると同時に
名草彦命をも冒とくしている事に気付くべきです。
それを謙虚に認め、知らない事は知らないと正直に、そして
嘘をつかず、自らの言葉で、正直に正しい歴史を語ることによって
(正直で清らかな事は神道で最も大切にされるべき事だと思いますが)
初めて、この妙見山を中心とした文化、歴史の発信ができると思います。
明治の廃仏毀釈によって苦難の歴史を乗り越えた妙見信仰を
この平成の時代に、真実の歴史を真正面から認めるという事は
いまだ誰も正直に語っていない現在、全国に先駆けて語ることは
廃仏毀釈以降の約130年の歴史で画期的な出来事になる事は間違いないでしょう。
そうする事によって、廃仏毀釈という負の歴史が
初めてプラスになると思うのです。
バーミヤンの巨大石仏がユネスコの世界遺産に
登録されました。
なぜ、登録されたかというと、
タリバンという破壊集団によって破壊された世界的な遺産を、
二度とこのような不幸な歴史を繰り返さないために、
あの破壊された石仏が世界遺産に登録されたのです。
もう一度、言います。
二度と過ちを繰り返さないために、
正直に正しい歴史を伝える努力をしてください。
その事だけでも、大いに全国に大きな話題を提供する事になると思います。
日本人の文化を築いてきた日本独自の仏教、神道を
見つめなおす事で、本当に大切な事が見えてくると思うのです。
まだ、間に合います。
今こそ正直に語る時です。
どうぞ自らの過ちを認め、そして訂正する勇気を持ってください。
子孫に「嘘つき」と呼ばれないために・・・