どんど
「どんど」って?
日本の各地に伝わる小正月の行事に「どんど」」と呼ばれる火祭りがあります。
地方によって呼び名も「とんど」「どんど」「左義長」などさまざまですが、いずれも門松やしめ縄などの正月飾りを燃やして神を送り、一年の無病息災を祈る行事であることが多いようです。
どんどの火で焼いたお餅を食べると一年間病気をしないとか、どんどで焼けた竹の枝を持って帰ると一年間災いを防ぐことができる、などの言い伝えがある様です。
時代は21世紀になりましたが、地域の文化を伝え、人と人の関係をはぐくむこのような伝統行事は、いつまでも残したいものです。
【左義長とは】(広辞苑より)
小正月の火祭りの行事。宮中では正月の十五日および十八日に吉書(きっしょ)を焼く儀式。清涼殿の東庭で、青竹を束ねて立て、毬打(ぎっちょう)三個を結び、これに扇子・短冊・吉書などを添え、謡いはやしつつ焼いた。
民間では正月十四日または十五日(九州では六~七日)長い竹数本を円錐状などに組み立て正月の門松・七五三飾り(しめかざり)・書き初めなどを持ち寄って焼く。その火で焼いた餅を食えば、年中の病を除くと言う。