生かせいのち
平成16年4月14日
高野山真言宗 兵庫宗務支所主催の檀信徒特別伝道大会が行なわれました。
以下、パンフレットより
阪神淡路大震災の復興の取り組みも来年で10年目を迎えます。
また、奇しくも関東大震災から80年の年に当たります。
大震災の悲劇を繰り返さないために、
いただいた友情とかみしめた命の重さをさらに大きくさせるために、
生きつづけるいのちの未来のために、高野山真言宗東京別院において
「関東大震災、神戸阪神淡路大震災犠牲者の追悼供養」を勤めさせていただくと同時に、
復興支援に感謝し、合わせて災害基金のささやかなお供えのために、
檀信徒大会を開催致します。・・・
その、大変有難い法要に但馬からではありますが、一緒にお勤めさせて頂きました。
10年、長いようであっという間だったように思います。
振り返ってみるに、あの大震災の光景を目の当たりにしながら、命がけで彼の地に
駆けつけることもできず、ただ遠くから彼らの無事を祈り、早く復興できるようにと
祈ることしか出来ませんでした。そんな中、多くの人が彼の地にかけつけ、命がけ
で活躍されていた事を、あらためて今回思い知らされると同時に、あの時に育まれた
友情がこんなにもあついものだったのかと思い知らされました。あつい人の心に触れ、
自分自身の進むべき方向を、再び矯正された、という法要になりました。結局、今回の
法要では自分が一番救われているんだと気付きました。本当に、有難いと同時に、この
気持ちをいつまでも忘れてはいけないと、決意を新たにしました。