平成14年10月29日・・お客様!
平成14年10月29日
今日は思わぬ方の参拝がありました。どうやら出雲出身の方で、今は東京にお住まいのお方で、東京からわざわざ参拝にお越しになったそうです。
そのお方は、『妙見山日光院のご住職のおぼしめしで、出雲大社の三重塔がこちらに来ておりますので、今日はその塔へお参りと、その時のご住職さまへ、お供えを持ってまいりました。どうかお供えしてください。当時はお杉も沢山お譲りいただいたそうで・・』と、お供えをもって来られました。
私が、「いえ、三重塔はここにはありません。ここから約8キロばかり登ったところに、明治までは日光院だったのですが、今は神社となり、そこに三重塔があります。」とお伝えすると
「いえ、三重塔はもう見てまいりました。ただ、日光院様のその時のご住職さまにお供えをしたくて、今日はお参りさせていただきました。」
なんとも、遠いところに住んでいらっしゃるのに、出雲出身のそのお方は、地元の方より本当の歴史をご存知で、しかもこの八鹿に三重塔が来ている本当の理由を知っていらっしゃいました。約340年前、日光院第三十六世快遍上人のご努力によって三重塔がこの地に運ばれたという偉業に対してあらためてご先祖さま、本尊様の偉大さに感じ入りました。本当にありがたいことです。
本日お参りのK.Kさま、本当にありがとうございました。
南無妙見大菩薩、南無当山先師尊霊、南無大師遍照金剛 合掌